3000とLTXを比較したことがあります。
当時3000が非常にプッシュされており、LTXとどちらが良いのだろうと思い、Luc assayで検討しましたが、約10倍ほどLTXの方がFireflyの活性が高く出ました。
正直、LTXと3000では試薬の推奨Volumeが異なっていたと記憶しておりますが、それを加味してもLTXの方が断然良い印象です。
あと、ライフテクノロジーズ自体がLTXと3000では比較実験をほとんどしていなかったと思います。2000と3000の比較データばかりでしたのでそりゃ当然3000の方が良いっていうデータ出るだろと当時から思っていました。
また、操作が簡便になったとありますが、実は3000だけではなくLTXでも30minも待たずに、確か5min待つだけでトランスフェクションして良いとプロトコールが変更されていたと思います。IP-WB, Luc assayのサンプルで私自身全く問題ありませんでした。
ですので私の見解としてはLTXの方が導入効率も良いし、細胞に対するダメージも3000の方が良いといったことは無かったです。
ただ当たり前のことですが、使用する細胞によって毒性が強く出たり、プラスミドの入りが悪かったりする可能性があるので検討するしかないのかもしれません。
これまでに293, 293T, cos7, HeLaなどの代表的な細胞に使用していますがLTXで問題はありません。
他のメーカーのGenejuiceやPromegaのFuGeneなどとも比較しましたがトランスフェクションするならLTXが圧倒的に導入効率が良いという感想です。
LTX ≧ FuGene HD(Promega) > 3000 > GeneJuice
参考になれば幸いです。
P.S.
トランスフェクション前日にpenicillin/Streptomycin無し、血清ありの培地で細胞を準備し、翌日LTXでトランスフェクション後4-6hで培地交換(+ P/S、+ 血清)しています。 |
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