ハナハンの改良型、CCMB80バッファーというやつのようですね。
原法ではあらかじめpH 7に調整したKOAc溶液で加えて、さらに最後にHClでpHを下げるようですね。最終的に組成とpHがあっていたとしても、solidのKOAcで加えてあとからpHを合わせるのとでは別ものになっている可能性がありますね。個体のKOAcを水に溶かした直後はpH 10近くの塩基性になっていると思います。
Co++は塩基性では不溶性のCo(OH)2を形成してしまって、一旦そうなるとあとからpH 6.4くらいに下げても溶けないんじゃないでしょうか。
そのせいで、形質転換効率が低かったのかどうかはわかりませんけれど。
今更Hanahanの方法に固執することもないのでは?
国産?のInoue方にしたら? もっとシンプルだし、だれがやっても比較的コンスタントな効率が得られますよ。(Mnが析出しやすいけれど、Coみたいに厄介で他に使い道もないようなものは使わない)。 |
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