>[Re:10] けんさんは書きました :
> >>No.3679-4
>
> りぽさん
> 質問をさせてください。
> ”導入試薬と核酸を蛍光ラベルして細胞内への取り込みを評価”
> 具体的にはどの会社のどの商品を用いて、導入試薬、プラスミドそれぞれを標識するのでしょうか?
plasmid labelingやplasmid trackingなどで検索すれば、論文やキットの情報はかなり集まります。
ざっと見た感じでは、コマーシャルなキットは1つのようです。
取り込み効率をみたい場合はたいてい導入試薬の研究をしていることが多いので、自分たちで作製した導入試薬に蛍光ラベルをするように思います。ですので、蛍光色素を試薬に結合させたものを作る事は難しいことではないように思います。
もし、市販の導入試薬を蛍光ラベルしたいということであれば、難しいかもしれません。
> また蛍光色素がつくことによって、細胞内への取り込み効率は、未標識のときよりも低下(あるいは増加)しないのでしょうか?
これは重要な課題だと思います。未標識の場合との厳密な比較は難しいと思いますし、影響があってもおかしくないと思います。
それでも、ラベルの有無で発現量に差があるか、また細胞内のプラスミドの量を定量的に(qPCRやNorthern、FISHなどでできるかも?)評価する事で、ラベルによる影響をある程度確認する事はできるでしょう。同じ条件なのに顕著に差が出るようであれば、ラベルによる影響が大きいということは言えますよね。逆に、有為な差がみられなければ、ラベルしたものを用いた評価でもそれほど問題ないと思います。 |
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