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円偏光二色性(CD)における温度変化測定 トピック削除
No.3674-TOPIC - 2014/12/17 (水) 19:22:03 - ねこむら
大腸菌で発現した核酸結合性のタンパク質を用いて、CD測定をしています。
タンパク質はマイクロ抗体のような形でヘリックスーターンーヘリックスの小さい(<20kD)タンパク質です。
200-250 nmのスペクトル測定では、222と208 nm付近に綺麗な負のピークが見られていますが、溶液中ではあまり安定ではないようで、TFEを入れるとα-ヘリックス含量・Tmが上昇します。


現在、温度変化測定を行って熱力学的な安定性について解析しています。
4℃から95℃まで温度変化させて222nmの定波長でモニターしているのですが、温度の上昇とともに変性がだらだらと直線的に進む、という結果を得ています。

通常、タンパク質の変性はシグモイド曲線に近くなるような気がします。溶液中で不安定なタンパクについて、CDの温度変化測定を行ったことのある方はいらっしゃいましたら、アドバイスを頂きたいです。
 
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(無題) 削除/引用
No.3674-6 - 2014/12/21 (日) 20:43:41 - ねこむら
doiさん>
具体的にありがとうございます。平衡の意味を勘違いしていました。

今回の測定では、3℃/minの勾配で温度を連続的に上げていますので、各温度で値が落ち着くまで測定するということは行っていません。
各温度で値が落ち着くまで待ってから測定するというのは、マニュアルな感じがするのですが、一般的に行われるものでしょうか。一度、行ってみて連続的な温度上昇と変化があるのかやってみようと思います。

(無題) 削除/引用
No.3674-5 - 2014/12/18 (木) 14:10:36 - doi
平衡の意味を間違って使っておられるようです。

連続的に温度を上げて測定を行うのではなくて、50度なら50度で値が落ち着く(平衡に達する)まで待ってその値を各温度に対してプロットするのです。

(無題) 削除/引用
No.3674-4 - 2014/12/18 (木) 11:41:33 - ねこむら
> doiさん

 TFEを入れない場合は4℃からすぐに上がり始めて40, 50℃程度で平衡に達しますが、10~50%TFEを含む場合には10℃くらいから上がり始めて95℃まで上がり続けますので、こちらは平衡に達していません。いづれもシグモイドではありません。

 日本分光のJ-820を使っていますが、110℃以上は上げられないタイプのペルチエのようです。温度勾配は3℃/minほどです。1mmの角セルを使っていますが、スターラー無しでも自然に拡散するということを日本分光の方からいわれています。

(無題) 削除/引用
No.3674-3 - 2014/12/18 (木) 10:13:30 - doi
一回の測定ごとに平衡状態に達しているのを確認していますか。

(無題) 削除/引用
No.3674-2 - 2014/12/17 (水) 19:29:31 - ねこむら
すみません、補足です。

ゲルシフトアッセイによって、機能的であることは確かめてあります。
ですので、核酸とタンパクの複合体ではある程度安定な状態になっているのではないか、と予想しています。

円偏光二色性(CD)における温度変化測定 削除/引用
No.3674-1 - 2014/12/17 (水) 19:22:03 - ねこむら
大腸菌で発現した核酸結合性のタンパク質を用いて、CD測定をしています。
タンパク質はマイクロ抗体のような形でヘリックスーターンーヘリックスの小さい(<20kD)タンパク質です。
200-250 nmのスペクトル測定では、222と208 nm付近に綺麗な負のピークが見られていますが、溶液中ではあまり安定ではないようで、TFEを入れるとα-ヘリックス含量・Tmが上昇します。


現在、温度変化測定を行って熱力学的な安定性について解析しています。
4℃から95℃まで温度変化させて222nmの定波長でモニターしているのですが、温度の上昇とともに変性がだらだらと直線的に進む、という結果を得ています。

通常、タンパク質の変性はシグモイド曲線に近くなるような気がします。溶液中で不安定なタンパクについて、CDの温度変化測定を行ったことのある方はいらっしゃいましたら、アドバイスを頂きたいです。

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