リアルタイムPCRによる解析で相対定量法と絶対定量法で結果が異なった場合
その理由を皆さんはどのように考えられるでしょうか?
@相対定量法(刧僂tではなく一回一回Run毎に検量線を引いています)
ある薬剤の処置群VS無処置群で
あるGene Xの発現量(リファレンスAで補正)は処置群が1,000倍に増えていた
A絶対定量法(コピー数既知の希釈系列をスタンダード)
ある薬剤の処置群VS無処置群で
あるGene Xの発現量(リファレンスAで補正)は処置群が5倍に増えていた
というような結果が出ています。
プライマー・プローブセット・サンプルは同じです。
どちらも検量線はE=95~105%, R^2>0.9999
相対定量法の検量線では、10倍階段希釈したものの一番薄いものの濃度を便宜的に1と置いたので、実際にはリファレンスAで1としたものが100コピーでGene Xで1としたものが1億コピーなんてズレが原因じゃないかと一瞬思ったのですが、
結局それでもGene X/リファレンスAの増加"率"って変わらないのでんなわけなかったです。
絶対定量の検量線の範囲が広く、相対定量の検量線の範囲が狭いことを考えると逆転写試薬の持ち込みが与える影響が強く、同等の条件が検量線になっている相対定量が"真の値"に近いかとも思いましたが、
これほど結果が違うと、リアルタイムの検量性自体に疑問が残ります。
いろいろご教授頂けると有難いです。お願いします |
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