いつもお世話になっております。
この都度、ある遺伝子のノックアウトマウスを使用した実験が終了したので、精子の凍結保存および体外受精による受精判定を計画しています。いくつかのプロトコールを検討しているところですが、プロトコールにより精子前培養用ディッシュと体外受精用ディッシュの指定が様々です。
・理研のプロトコール(体外受精によるマウス胚の作出)では「精子前培養用ディッシュは細胞培養用に処理されていないもの」と記載があり35mmプラスチックディッシュの例として、Falcon #1008が挙げられています。
・基礎生物学研究所のプロトコール(初期胚解析プロトコール)では培養ディッシュと記載されているのみで特に指定はありません。
・Charles Riverのプロトコール(Journal of Visualized Exmeriments, 2011)では、精子前培養用ディッシュの例として4-well multidish, tested for IVF (Nalge Nunc 73521-424)が挙げられています。また、理研のプロトコールで挙げられていたFalcon #1008は体外受精用ディッシュとして用いられています。
そこで質問なのですが、それぞれ精子前培養用ディッシュと体外受精用ディッシュは特別なものを使ったほうがどのような点で優れているのでしょうか。また、細胞培養用ディッシュで採精や体外受精をした御経験のある方がいらっしゃいましたらコメント賜りますと幸いです。 |
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