すべての細胞を濃縮して、ウエスタンに使用するのは無謀すぎます。なんでも増やせばいいというものではなく、タンパク質が多すぎるとすべてのバンドがスメアーもしくは形のハッキリしないバンドとなりより検出が難しくなります。20ugが適量と言われていますが、個人的には10ugの方が見えやすいと思います。
手軽にアプライ量を増やすには、超遠心(100000rpmぐらい)でリボソームをペレットにして捨てれば、タンパク質量が2-3倍減るので、結果として2-3倍量をアプライできます。でもHisをプルダウンして10ulぐらいで要出すれば、1well分すべての目的タンパク質をアプライできるので、一番確実でしょう。
あとは、抗体のバックが少ないのであれば、ブロットに使用する抗体量(1次も2次も)増やせる余地はあるかもしれません。 |
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