cellbank.nibio.go.jp/legacy/information/hsrrb/default.htm
> ゆっくり凍結して( ー1℃/分)、素早く溶かし(37℃温浴)、
> 凍結保護剤を速やかに除去することが成功の条件です。殊に凍結の
> 前後、DMSOを添加した細胞浮遊液は常に低温度で操作すること。
> 凍結用のプログラムフリーザーを用いれば( ー1℃/分)の条件は
> 満たせますが、発泡スチロールの箱などの断熱材(新聞紙で多層に
> 包装しても効果がある)を利用してフリーザーに入れるなどの工夫
> をすれば、ゆっくり凍結することが可能です。最終低温度に落ち着
> くまでを、なるべくスムーズに下げてゆくことも、高い生存率を得
> る条件です。下げてゆく過程で、ー 50℃より高い温度で長時間置く
> と(例えば冷蔵庫、ー 30℃のフリーザー)極端に生存率が低下しま
> す。凍結中に細胞が死ぬと、集団内での選別が起こり、再培養した
> 細胞系が凍結前と性質を異にすることさえあります。
>
> 細胞の凍結保存では -65℃ 以下で保存することが必須であるとさ
> れていますが、低いほど長期間の保存に耐えます。例えば液体窒素
> なら-196℃での保存となり、10年以上生存することが確認されてい
> ます.しかし、-80℃では良くても1年が限界です。 |
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