>中年さん
コメントありがとうございます。
>変異によってそのアダプター分子の分解が抑制されるということとは別に、エフェクターとの相互作用にも影響があるってことはあり得るのでは。その場合、サイトカインによって活性化キネティクスが違っていれば、ある場合には野生型よりシグナルが強くなり、別の場合には弱くなるということもありそうです。
おっしゃるとおり、変異がエフェクターとの相互作用に影響を与える可能性はあると思います。
ちなみに、その変異のある場所はエフェクター分子の結合部位として規定されている部位ではないです。直接の結合部位に変異はないのですが、立体構造の変化等で何らかの特定のエフェクター分子の結合に影響を及ぼしているかもしれません。(これは自分の全くの想像で、何ら実証されてませんが)
サイトカインによる活性化キネティクスの違いがあるのではないかと期待して、サイトカインA,Bの下流にあるシグナル伝達物質を現在ウェスタンで検討しているところです。何らかの違いが発見できれば、さらに追求する糸口になりそうです。
>また、そのアダプター分子の分解はシスに活性化されるようなものですか。それとも、何らかのエフェクターを介してトランスにも活性化されるようなものですか。後者であればまた、ホモとヘテロの挙動にいろいろとややこしい関係が生じうるかと思います。
シス、トランス、、、、あまりそういうことを考えていませんでした。分解のメカニズムなど勉強し直してみます。
>さらに、エフェクター分子が複数あるなら、サイトカインによるその使い分けと、変異がエフェクター結合に及ぼす影響で、これまたいろいろややこしい状況を考えることもできると思います。
エフェクター分子として規定されているものは複数あります。サイトカインAとBはファミリー分子で、かなり共通のpathwayを活性化するのですが、若干の違いはあるので、その違う部分のpathwayが変異に影響されているかもしれません。 |
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