>約2倍にG418を増やして後者の方法でダブル導入株を取っている方がいました。
遺伝子増幅のために薬剤濃度を増やしたことがありますが、
別の遺伝子を導入するというのはやったことがありません。
後者の方法で2個目の遺伝子が導入された細胞を得るためには、前提条件として
・G418濃度が2倍では細胞が死ぬことが確認されている
・遺伝子増幅により既に入っている薬剤耐性遺伝子が増える頻度よりも、
新しく入れた遺伝子が組み込まれる頻度の方が十分に高い
あたりを満たす必要があるでしょう。
>早くて確実に目的の細胞が取れる
速さについては、今の手持ちの材料で目的の細胞が取れるのであれば、後者の方が早いでしょう。
ただ、予備検討で2倍の濃度で死ぬのかを調べるのであれば、薬剤を替えた方が早いでしょう。
確実さについては、後者で元々の細胞が2倍のG418に耐えられていた場合は、2個目の遺伝子が入る頻度はとても低くなるでしょう。
また、後者できちんと2倍の薬剤耐性の表現型でセレクションできたとしても、1個目の遺伝子増幅によるもので2個目の遺伝子が入っていない場合もあるため、確実さは前者よりも劣るでしょう。 |
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