皆様情報ありがとうございます。
説明がわかりにくい部分があり申し訳ありません。
目的タンパク質は、
天然ではN末端に分泌シグナルが付加されており、
発現後にそのシグナル配列が除去され、成熟タンパク質のN末はグルタミンになるものです。
大腸菌に発現させるために、シグナル配列を除いたcDNAを用いています。
今まではpelB配列の直後にその配列が入るようにし、
大腸菌内でpelB配列が除去され、N末端がグルタミンになる成熟体の回収を目標としましたが、発現が低く困っています。
これまでに、レアコドンを問題を解決すべく、Rosseta系も用いましたが、発現は向上できず、
その後cDNA 配列もコドン最適化したものを用意し(同様にpelB配列後に挿入したもの)、試しましたが、向上できませんでした。
今まで使用した大腸菌株は BL21(DE3), BL21(DE3) pLys S, Rosseta-gami(DE3), Rosseta-gami(DE3)pLysSです。発現が一番良いのはBL21(DE3) pLys Sでしたが、それでも回収量が低いです。
目的タンパク質が大腸菌に対して毒性がある可能性があります。
(実際にはわからないのですが、目的配列を含むベクターの安定性は低いようです)
温度などの発現条件はかなり検討しましたが、最良の物でも発現量が少ないです。
発現系を変えようかと思い(N末端を他のタグ配列にし、精製後に酵素処理で除くなどの)
今回質問したしだいです。
できればC末端にも余計な配列は付加したくありません。
現在の系(pelB配列を用いたもの)では可溶性でN末がグルタミンのものがとれていますが、量が少ないです。
発現量が少ないというのは、回収量が数百ug/1L培養程度で、できればmgオーダー/1L培養程度欲しいです。
おお様
>生理的な状態でその蛋白はN末端にグルタミンを露出しているのでしょうか?それならそのメカニズムを使うのもてかもしれませんよ。
これはシグナル配列を付けた状態で発現させるということでしょうか?
真確生物の分泌シグナルは大腸菌内で除去されるでしょうか?
以上よろしくお願いします。 |
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