小学校の試験問題じゃあるまいし、まるばつ式でどっちが正解ということはないと思います。ちゃんと実験が上手くいって、再現性のある結果がコンスタントに得られるなら、ラボそれぞれ、ひとそれぞれでいいんじゃないの。
でも、だれかの指示、指導のもとにやっているなら、指導者に従うのが当然。指導する立場の人達には、ひとそれぞれ(それで再現良く実験がうまくいっているという実績をもとに)というのが当てはまるとしても、指導されるあなたの立場では選択の余地はありません。
第一、一概に氷に浸けているから(いないから)うまくいく(うまくいかない)というものでもないです。操作を手早くできると冷やす必要はないけど、もたもたしているとか、処理数が多くて時間がかかるとかなら反応開始直前まで冷やしておかないといけない、ということもあるかもしれません。氷上で調製すると事故によるコンタミのリスクが格段に高くなるので、やりたがらないのかもしれません。
スジを言えば、反応開始直前まで冷やして、反応(意図しない副反応)が起こりにくいようにするというのが原則です。冷やすというのはなにもRNAの分解を防ぐためではないはずです(というか、調製中にRNAが分解するほどRNaseがコンタミしているなら、冷やしたってムダ)。 |
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