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MEOSとアルコール代謝 トピック削除
No.3410-TOPIC - 2014/09/29 (月) 12:32:47 - Nrooon
アルコールを常飲すると酒に強くなる理由として、飲酒によりMEOSの活性が亢進するためである、という主旨の言説が多く見受けられるのですが、この論がうまく理解できませんのでご教示願えませんでしょうか?

MEOSの活性増強によってエタノール代謝が亢進することはわかるのですが、これではかえってアセトアルデヒド濃度の増加を招くことになり、直ぐに悪い酔いしてしまうのではないですか?
ALDH活性に違いがないのであれば、欧米人のようにADH活性が低いのと似た状況、つまりMEOSの活性が低い状態の方が酒に強そうな感じがするのですが、根本的に勘違いしているのでしょうか?
よろしくお願いいたします。
 
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(無題) 解決済み 削除/引用
No.3410-10 - 2014/09/29 (月) 14:30:39 - Nrooon
>[Re:9] 774Rさんは書きました :
> 酒に酔うのはアルコールの影響ですね。
> 初期は麻酔と同様な機序で抑制性ニューロンが抑制されて興奮し、さらに深く酔うと酩酊したり寝てしまったり・・・
>
> お酒が飲めないという意味で効いてくるのがアセトアルデヒド。
> 頭痛や吐き気などを引き起こします。
>
> アルコールとアセトアルデヒドの影響を切り分けて考えないと、お酒に強い弱いの議論は噛み合わないですね。
>
> ちなみに、日本人はADH活性の高い変異の割合が多く、そういうヒトはアルコールからアセトアルデヒドまでの分解は速いそうです。
> ALDH2はよく知られいる通り、活性の低くなる変異型が多いですね。
>
> 一番つまらないパターンが、アルコールの分解は速くて、アセトアルデヒドの分解が遅いパターン。アルコールで酔って楽しくなることもなく、アセトアルデヒドで悪酔いする。

MEOSおよびMAOSについて理解が深まりました。
重ねてありがとうございます。

(無題) 削除/引用
No.3410-9 - 2014/09/29 (月) 14:20:07 - 774R
酒に酔うのはアルコールの影響ですね。
初期は麻酔と同様な機序で抑制性ニューロンが抑制されて興奮し、さらに深く酔うと酩酊したり寝てしまったり・・・

お酒が飲めないという意味で効いてくるのがアセトアルデヒド。
頭痛や吐き気などを引き起こします。

アルコールとアセトアルデヒドの影響を切り分けて考えないと、お酒に強い弱いの議論は噛み合わないですね。

ちなみに、日本人はADH活性の高い変異の割合が多く、そういうヒトはアルコールからアセトアルデヒドまでの分解は速いそうです。
ALDH2はよく知られいる通り、活性の低くなる変異型が多いですね。

一番つまらないパターンが、アルコールの分解は速くて、アセトアルデヒドの分解が遅いパターン。アルコールで酔って楽しくなることもなく、アセトアルデヒドで悪酔いする。

(無題) 削除/引用
No.3410-8 - 2014/09/29 (月) 14:19:38 - Nrooon
皆様、ありがとうございました。

(無題) 削除/引用
No.3410-7 - 2014/09/29 (月) 14:19:05 - ~
あ、#4に既に貼られていました。

追加 削除/引用
No.3410-6 - 2014/09/29 (月) 14:18:00 - ~
http://jpet.aspetjournals.org/content/280/2/527.full.pdf+html

(無題) 削除/引用
No.3410-5 - 2014/09/29 (月) 14:09:49 - おお
http://pubs.niaaa.nih.gov/publications/arh294/266-273.htm
アルコールの脳に対する影響はアルデヒドではないという見解もあるようです。なので酒に強くなる、酔わないの尺度によるかもしれません。

(無題) 削除/引用
No.3410-4 - 2014/09/29 (月) 14:04:55 - 774R
Google ScholarやPubMedで検索したらいくつか出てきたようです。
検索ワードは「acetaldehyde, MEOS, p450, etc....」

http://jpet.aspetjournals.org/content/280/2/527.short
http://www.jbc.org/content/274/34/23833.short

(無題) 削除/引用
No.3410-3 - 2014/09/29 (月) 13:44:00 - Nrooon
>[Re:2] 774Rさんは書きました :
> 真偽の程は知りませんが、MEOSはアセトアルデヒドも分解するという解説をよく見ますね。
> 元々、基質特異性の低い酵素なので、なんとなくそれで納得してました。

和文のそういう解説はいくつかみたことがあるのですが、
ソースがはっきりしていないものばかりでした。
具体的な文献等ご存知ないでしょうか?

(無題) 削除/引用
No.3410-2 - 2014/09/29 (月) 13:38:03 - 774R
真偽の程は知りませんが、MEOSはアセトアルデヒドも分解するという解説をよく見ますね。
元々、基質特異性の低い酵素なので、なんとなくそれで納得してました。

MEOSとアルコール代謝 削除/引用
No.3410-1 - 2014/09/29 (月) 12:32:47 - Nrooon
アルコールを常飲すると酒に強くなる理由として、飲酒によりMEOSの活性が亢進するためである、という主旨の言説が多く見受けられるのですが、この論がうまく理解できませんのでご教示願えませんでしょうか?

MEOSの活性増強によってエタノール代謝が亢進することはわかるのですが、これではかえってアセトアルデヒド濃度の増加を招くことになり、直ぐに悪い酔いしてしまうのではないですか?
ALDH活性に違いがないのであれば、欧米人のようにADH活性が低いのと似た状況、つまりMEOSの活性が低い状態の方が酒に強そうな感じがするのですが、根本的に勘違いしているのでしょうか?
よろしくお願いいたします。

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