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変異原性、遺伝毒性、発がん性 トピック削除
No.3401-TOPIC - 2014/09/25 (木) 13:54:36 - ぷぱ
変異原性、遺伝毒性、発がん性の3つてどのようにちがうのでしょうか。

  変異原性はAmes試験などin vitro試験で陽性になったもの。
  遺伝毒性は小核試験などin vivo試験で陽性になったもの。
  発がん性は発がん実験においてがんのイニシエーターまたはプロモーター
  となることがわかったもの。
というふうに勝手に理解していたのですが、明確な違いを知りたいと思い
本やネットを頼ってみても変異原性と遺伝毒性はほぼいっしょ、まったくちがう、
発がん性はがんのイニシエーターとなるものだけ、などばらばらで困っています。
 
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(無題) 削除/引用
No.3401-6 - 2014/09/25 (木) 17:54:19 - AP
遺伝毒性をgenotoxicityの訳語として使っているなら、原意に近いのは遺伝子毒性です。

genotoxicityは遺伝子(DNA)に有害な化学的・物理的な変化や相互作用を起こす性質一般。

変異原性(mutagenicity)は、突然変異(mutation)を起こす性質のこと。遺伝子(DNA)に有害な作用をするのだから当然、mutagenicityをもつすべてのものはgenotoxicityをもつことになる。しかし、genotoxicityを持つすべてのものが、mutationを起こすことで毒性をもたらすのではないので、必ずしもmutagenicというわけではない。たとえば、インターカレーターなんかは、遅効性毒性としては突然変異誘発があるが、過剰量投与したときの急性毒性は突然変異とは無関係のメカニズムだと思う。

発がん性(carcinogenicity)は、文字通りがんを生じさせる性質。イニシエータかプロモータも含む。carcinogenicityが、mutagenicityによる遺伝子の変異(mutation)に起因することが「ほとんどな」ので、carcinogenicityの目安としてAmes testなどでmutagenicityを評価している。発がんというのはあくまで、個体の組織レベルの現象なのでcarcinogenicityを直接、評価するのが困難であるので、細菌や培養細胞などでのmutagenicityの評価で代えるというのは合理的。しかし、carcinogenが必ずしもmutagenではない(例えばアスベスト)。

ここもネットですが 削除/引用
No.3401-3 - 2014/09/25 (木) 17:26:20 - ~
既にご自身で調べられていて、各用語についてさまざまな定義があることを認識されているのに、ここで何か1つの回答を聞いて納得できるのでしょうか?


まずは、各用語について、どの定義での違いについて質問されているのか、またはどのような目的で違いを知りたいのかを明確にされることをお勧めします。
また逆に、どの定義におけるそれぞれの違いを知りたいのかを明確にできれば、ご自身で違いが分かるのではないでしょうか。


>変異原性はAmes試験などin vitro試験で陽性になったもの。
>遺伝毒性は小核試験などin vivo試験で陽性になったもの。
>発がん性は発がん実験においてがんのイニシエーターまたはプロモーター
>となることがわかったもの。
各用語の定義がわかったということは、この定義での違いを聞かれているということでよろしいのでしょうか?

そうであれば、違いは書かれている通りの、それぞれの評価法の違いです。
複数の試験にまたがって陽性になる物質はありますし、同じ物質の同じ区分の試験であっても、試験系の違いによって陰性と陽性に結果が分かれることもあります。

また、この定義の場合、日米EU医薬品規制調和国際会議のガイドラインに掲載されているin vitro小核試験は、遺伝毒性試験である小核試験と基本的には原理は同じですが、変異原性の評価に用いられることになりますね。

別にそれが正しい・正しくないという話ではなく、定義上そうなるという話です。

(無題) 削除/引用
No.3401-2 - 2014/09/25 (木) 14:43:46 - おお
変異原性は変異を起こすかどうかですよね。
小核試験は染色体異常を起こすかどうかの試験ですよね。これは遺伝にたいしてよくないことを起こすので遺伝毒性といえるのではないでしょうか。遺伝毒性もたんに親から子だけではなく細胞分裂で遺伝情報が分裂した細胞に伝わりますので、そう言ったレベルも遺伝毒性に含めることができるのではないでしょうか。
変異は遺伝子の損傷によって起こるものですけど、染色体のDNA損傷が染色体を不安定にすることも考えられますので、そう言った意味でも変異原性があるものは遺伝毒性がある可能性が十分あります。また遺伝子に変異を与えること自身が遺伝にネガティブに働きますのでそれも遺伝毒性に含めるという記述もみられます。
発がん性は動物実験で癌になるということだと思います。なので、変異原性がなかったとしても、発がん性ありとされる物質もあってもおかしくはありません(実際にあると思うのですが具体例が思いつきません)。発がん性の基準になる評価方法としてとしてイニシエーターやプロモーターとのコンビネーションをつかったものはないかもしれないと思うのですが(基礎研究レベルなどを除いてという意味ですが)、、、

変異原性、遺伝毒性、発がん性 削除/引用
No.3401-1 - 2014/09/25 (木) 13:54:36 - ぷぱ
変異原性、遺伝毒性、発がん性の3つてどのようにちがうのでしょうか。

  変異原性はAmes試験などin vitro試験で陽性になったもの。
  遺伝毒性は小核試験などin vivo試験で陽性になったもの。
  発がん性は発がん実験においてがんのイニシエーターまたはプロモーター
  となることがわかったもの。
というふうに勝手に理解していたのですが、明確な違いを知りたいと思い
本やネットを頼ってみても変異原性と遺伝毒性はほぼいっしょ、まったくちがう、
発がん性はがんのイニシエーターとなるものだけ、などばらばらで困っています。

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