一次抗体の、標的抗原以外のタンパク質との結合(完全に非特異な結合ではなく、他のタンパク質との交差反応)を、アイソタイプ抗体で否定するのは無理かもしれません。その一次抗体のウエスタンでは、標的タンパクのみのシングルバンドで検出できるのでしょうか?
標的タンパクのノックアウトあるいはノックダウンの細胞をネガコンとして用いて、目的の細胞と同様に染色をしてみるのが、一番良いと思いますが、マウス以外の動物からの初代培養との事なので、無理ですかね?
免疫染色でのメタノール固定は、個人的にはほとんどやらない(形態に影響するので)ですが、FACSで細胞周期を見る時には使ってます。必要に応じ、表面マーカーをFITCやAlexa488標識の抗体で染めてからメタノール固定したりしますが、私が実際に調べた表面抗原(造血系で5種類くらい試しました)はメタノール固定後も細胞に残っていました。お使いのアイソタイプがFACS染色の条件では大丈夫なのであれば、この条件で2次抗体までやってから、サイトスピンかスメアーでスライドにのせてメタノール固定してみるのはどうでしょうか? ただしこの場合、蛍光顕微鏡とFACSの結果は同じになると思われ、アイソタイプコントロールとの差を検出するのは難しいかもしれませんね。 |
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