”1時間で培地交換をする(よく洗いましょう)と強い接着性をもつMφは底面に張り付いていますが、普通の接着性のDCとか繊維芽細胞はまだ十分に接着していなくて取り除けます。”とありますが、
F4/80などマクロファージマーカーを利用したflow cytometryで検証すべきです。自分の経験ですが数時間後に洗浄してもマクロファージ以外の細胞がかなり残存していました。24時間後に洗浄すると接着細胞の90%以上はマクロファージマーカー陽性でした。
なぜ24時間か?
詳細な検討はしていませんが特に常在腹腔細胞の場合、かなりB細胞が含まれ、そのB細胞が残存しています。B細胞が直接、ディッシュに接着しているのか、マクロファージとともに接着しているのかまでは検討していませんが。
なお腹腔浸出細胞の場合、もともとマクロファージの割合が高いので数時間後に洗浄しても接着細胞中のマクロファージの割合は80%以上にはなるようです。
いずれにせよ、初めて実験するときは目的を達成しているかの検証は重要です。 |
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