>組織を採取後4% PFA/PBでO/N、翌日スクロース置換を行い包埋という流れです。
O/N固定というのも気にかかるところです。
PFA固定の場合、FAの浸透速度が遅い一方、固定反応自体は比較的速い速度で進行します。
O/Nしなければ組織の深部まで固定液が浸透しないというのであれば、深部は無固定のまま長時間放置されることになります。その間、RNAが無防備な状態になります。逆に、短時間で浸透しているのに長時間置けば過固定になり、検出感度を下げる原因になります。
素早く浸透するように組織を出来る限り小片にした上で、固定は短時間にするほうが良いと思います。手引書などでは3-4時間程度と書かれているものが多いようです。 |
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