たくさんのアドバイスありがとうございます。
>おお様
ご指摘いただいた通り、本来Cy5からの蛍光のみを見れればよいのですが、標識効率が悪いためにCy5からの蛍光が弱く、低濃度での測定が困難です。そこでFRETに伴うCy3の蛍光強度の減少を観測することにしました。ここで今回の問題に行き着いたという訳です。
二量体になる領域からはずれた位置のシステインに標識したつもりですが、蛍光特性が変化する可能性はあるかもしれません。そうした場合Cy5の蛍光は、Cy3からのFRETと蛍光特性の変化による寄与両方を含んだものになり、たとえ測定できたとしても解析が難しいかもしれませんね・・・
>yyy様
蛍光タンパク質のhomoFRETを取り扱っている論文はいくつか見つかりましたが、Cy3,5などの蛍光物質間のhomoFRETについて書かれた論文を見つけることができないでいます。できれば、フォレスター半径を求めているようなあれば、Cy3同士またはCy3/Cy5のFRETのどちらが、どの程度優勢なのか見積れるのでは考えています。
非ラベルのタンパク質を加えてみる実験はやってないので、試してみたいと思います。
>toto様
やはり標識効率が普通よりも低いのですか・・・確かに他の論文を見ていると標識効率が8割以上というものが多く、頭を抱えてしまいます。
改めて標識や測定の条件を検討し、最適化を図ってみます。
>m様
サンプルの280nmのモル吸光係数が既知なので、それを元に吸収スペクトルを測定し蛍光物質との比をとることで求めています。
>けい様
フリーの蛍光物質自体はほぼ取り除けていると思います。
Cy5の蛍光を見るだけではダメなのは、おお様への返答に書きましたとおり、標識効率の低さがネックになっています。
とりあえず、非ラベルのタンパク質を加えてみる実験を行ってみたいと思います。あと、ラベル効率をあげるべく最適な条件を見つけたいと思います。 |
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