MEFの場合、senescenceに入った後も培養を継続するだけで、p53変異やp19ARF欠失が生じて不死化しますので、少なくともwild-typeのMEFの不死化には遺伝子操作の必要はありません。NIH3T3細胞はそのようにして樹立された細胞株で、p19ARFが欠失しています。
ただし、お使いのKO-MEFで同様に自然に不死化するかどうかはやってみないと分かりません。もし不死化しないようなら、そのKO-MEFの表現型の一つという事になります。
遺伝子操作で最初から不死化したラインをどうしても樹立したい場合は、SV40 large T抗原を遺伝子導入すれば、p53/pRbが不活化されて不死化します。SV40 large Tの発現ベクターは市販されていると思います。 |
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