もちろん分解されるでしょう。古典的なRNA精製法のあるものでは、RNaseを消化・不活性化するためにProK処理をします。
まあ、ProKも二時間反応後では自己消化して力価が下がっているかもしれず、RNaseは比較的丈夫かつ強い力価があるので十分量加えればProKで完全に全滅する前に、十分にRNAを分解してくれるかもしれず、ベストな条件でないにしても、プラクティカルには問題ないのではないかと思います。
プラスミドミニプレップでも、最近のキットでは最初の懸濁バッファーにRNaseをいれているでしょう。あれも理屈から言うと、強アルカリ/SDS存在下では活性が阻害される、または失活していくはずで、最初見たときにはへんなのー、と思ったものです(古典的なアルカリSDS法では、精製したプラスミドを溶かす液に入れます)。プラクティカルにはそれでOKで(通常のwarking concより濃くいれているみたいですが)、利便性がよいのでしょうね。 |
|