とあるタンパク質を大腸菌からリコンビナントで発現させて精製しました。
精製したタンパク質はSDS-PAGEで単一バンドになる精製純度です。
その紫外線吸光スペクトラムを測定したところ、ピークが270nmあたりに
出ました。
一般的にタンパクは280nmにピーク、核酸は260nmにピークなので、
なぜこの精製タンパクが270nmのピークを持つんだろうかと不思議に思っています。どなたか理由の分かるかたはいるでしょうか?
約1000アミノ酸残基で、そのうちTrpは1%, Tyrは4%です。
Glyが非常に多くて23%にもなるのですが、これがピークが270nmにシフトする
原因なんてことはあり得るでしょうか?
また、Extinction coefficientsと紫外吸光度からタンパク質の
濃度を決定したいのですが、280nmでの値を用いればいいのでしょうか?
それともピークの270nmの値を用いるべきでしょうか? |
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