血管内皮前駆細胞に興味があるものです。
ラット全血からの採取を試みていますが、血管内皮様の形態を示す細胞が増えてきません。下記工程のどこに問題がありそうか、お知恵をお貸しいただけると幸いです。
複数の文献情報を元に、下記の方法で行っています。
k2EDTA下で採取したラット全血から、Optiprepを用いた密度勾配遠心法によりPBMCを回収し、PBSで2回wash。一部の細胞懸濁液は血球分析器にかけ、顆粒球のコンタミがないことを確認(血小板と赤血球は僅かにコンタミあり)。
LONZAのEGM2-MV(FBS、GA添加)に懸濁し、種々の密度で細胞を 12well plate(human fibronectin コートされた市販品)に播種。培地交換を3 日に1回。採血以降の操作は全て無菌操作。
このような方法で、14日程度で敷石状の細胞が増殖してくる…ようですが、当方の細胞はDay30でも丸いままです。血管内皮前駆細胞の採取法については標準化されておらず、参考とする文献によって条件がまちまちなため、どこに注目して方法を変えるべきが見当がつけにくい状態で、ご経験のある方にご教授いただけますと幸いです。
よろしくお願いします。 |
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