2012年3月頃に健常人と花粉症のボランティアを対象にサプリメントの評価を行ったのですが、その時に採取した末梢血(抗凝固剤としてクエン酸ナトリウム入り)が冷蔵保存されています。当時、目的とする検査を行った後に、余ったものを細胞凍結保存用のクライオチューブに移し、捨てずに冷蔵庫で保管していたものです。採血以降の全工程はクリーンベンチ内で行っているので、少なくとも微生物汚染の心配はなさそうです。
この血液を使って今から何か測定できないものでしょうか?
例えば抗体等は、試薬の抗体が比較的安定なことを考えると、若干のロスはあるにしてもそのまま残存しているような気がします。サイトカイン等のタンパクも、モノによってはある程度残存しているかもしれません。また外観からは赤血球の溶血もなさそうに見えます。もちろん、白血球も含めて、血球細胞がそのまま残っているとは思いませんが、何か分析したり、または遺伝子等の材料が回収できないものでしょうか?
もとより定量的にものを言うのは無理だとは十分承知していますが、かと言ってそのまま捨てるのも忍びなく、次の研究のヒントになる材料が見つからないかと考えています。
アイデアやご経験等をお教え頂ければと思い投稿しました。
よろしくお願いいたします。 |
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