おおさん、意外です。よく知られてるのかと思ってました。古いDNAストックや消化断片でこういう現象はたまに見ます。
Avoiding DNA loss and denaturation upon storage in
plastic microtubes
でグーグルすればpdfが出て、それに詳しいですが、
Polypropylene Tube Surfaces May Induce Denaturation and Multimerization of DNA
Science 12 January 1996: 222.
のコメントと、それへのレスポンスに議論があり、
Biopolymers. 1999 Dec;50(7):679-89.
で短いDNAの場合のデータもあります。X-shaped, T-shaped DNAの電顕もありますが、原因は特定できたわけでないようです。このあとのフォローが見つかりません。チューブ表面の疎水性によってDNAの対合が乱されて(塩基は疎水的なので)、一本鎖になることがきっかけなのかと、漠然と思ってました。
明らかにチューブの材質が問題なので、BMのプラチナチューブなどを使ったこともありますが、結局、それほど高い頻度で起きる現象ではないので、それで改善されたのかどうか、はっきりしないまま、いつのまにか普通のチューブに戻しました。
他の方で情報をお持ちでしたらお願いします。 |
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