一番の違いはコストかと思います。ゲルろ過のカラムは普通は使い捨てにはしませんので、あまり汚いサンプルには使いません。サイトゾル画分をそのままゲルろ過に使うのは他にあまりに手段が無い時のみでしょう。
一般的には精製の後半に、それも最後の手段に近い感じでゲルろ過を行います。キャパが小さいというのも後半に使う理由の一つです。
遠心で分けるのに向いているのは比較的大きいタンパク質複合体ですが、とりあえず、どんなに汚いサンプルでも適用出来ます。キャパは大きいとは言えないけど、カラムを消費するようなコストがかからない点は気楽に行えます。分離能はかなり低いので、遠心してゲルろ過、という順番は意味があると思います。 |
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