こんにちは。
現在キアゲンのDNA midiprepキットを使ってプラスミドの精製をしています。
お尋ねしたいことは標題にあるように精製のプロトコルが変わっていますか?ということです。
ここ数回200 mlほどのLB液体培地からプラスミドを精製しようとしていますが、毎回収率が悪かったりゲノムが取れて来たりと失敗続きます。これまではプラスミドはルーチンに取っていましたが、別の研究室に変わり、突然できなくなりました。
使用しているキットはキアゲンのもので、P1, P2, P3, QBT, QC, QF バッファーなどを用いて精製しています。
失敗が続き改めてキットに添付されているプロトコルを確認しましたところ、以前のプロトコルと随分変わっていることに気付きました。
これまでの方法を以下に示します。
1. 大腸菌を回収、デカント
2. cold P1(RNase入り)を加えて、voltex well
3. 速やかに常温P2を等量加え、gently invert well (少なくとも転倒混和を20回ほど), RT 5 min静置
4. 常温P3をP1, P2と等量加えて、すぐにon ice 15 min
5. 遠心, 30 min
6. カラムを予めQBTで平衡化したものに、上清をアプライ
7. QCで洗浄
8. QFで溶出
9. イソプロ沈
10. エタチン沈
11. TEで再溶解
ですが、別のラボに来て同じようなパッケージのキアゲンのキット(EndoFree® Plasmid Maxi Kit)を使って上記プロトコルでは精製に失敗しました。
そのキットのプロトコルでは異なる点が多く驚いています。
まず、P3はcoldのものを使用せよと書かれてありますし、また、P3添加後には氷上incubationはしないと書かれてあります。
なぜ方法が変わってしまったのでしょうか?ご存知の方いらっしゃいますでしょうか? |
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