なるほど。タンパク質発現のためのホスト株で、何か特別の変異を持っていてそれを利用するようなものではないんですね。そういうことでしたら、ポジコン云々の話は忘れてください。
いくつか質問があります。
酵母というのはSaccharomyces cerevisiaeのことですよね?
プラスミドで形質転換されている方の株は、されていない株に使おうとしてる発現ベクターを形質転換した、いわば発現のネガコンなのでしょうか?それなら、自分で形質転換しなおせば同じものがすぐに作れますよね。
冷蔵庫に2ヶ月放置されていたということですが、形質転換体を選択するSD培地(SC培地)の上だと、YPD培地に比べて酵母はかなり死にやすいので、YPD培地の上で取ってあった株の方が安心だと思います。ネガコンだからあまり気にしなくてもよいのかもしれませんが。
> そうなんですね。大腸菌の時はプラスミドとってダイジェストで確認してから確実なものを保存していたので、確認すべきかなと思ったのですが、確かに酵母だとプラスミドなかなかとれないですね。。コロニーPCRでひとまず、ベクター入りのはチェックできそうです。
もちろん酵母でも確実なものをストックしたいのですが、それが容易ではないということです。特にタンパク質高発現を目的としているときなどは、グリセロールストックを複数株について行うとともに、それらについて小スケールで発現を見て、きちんと発現が確認されたものを使うことになります。場合によっては、毎回、新たに形質転換しなおした方が発現が安定する場合もあります(大腸菌での発現も同じですよね)。 |
|