初めまして。
私は理系の大学に通う学生です。
今、研究室で大腸菌(Escherichia coli K12株)を使った培養実験を行っています。
質問の内容なのですが、大腸菌を培養したとき測定スパンによって吸光度に差があるという結果が得られました。
今回行ったスパンの時間は1時間と2時間で行いました。
4時間目までは同じ増殖挙動を示していたのですが、6時間目に吸光度を測定したところ0.5くらいの差が出ました。
測定誤差なのかなと思ったのですが、t検定を行ったところ両側検定の結果で0.05より低い値が得られ、有意性があるということでした。
培養条件がほぼ同じなのに、測定スパンによって吸光度に差が出るということはあり得るのでしょうか?
また、その比較実験をするにあたって、培養条件をどのように変えたら比較することができるでしょうか。
何かアドバイスできることがあればご教授いただきたく投稿させていただきます。
培養条件の詳細ですが
LB液体培地(250 ml)
BactoTM Tryptone (Difco) 2.5 g
BactoTM Yeast Extract (Difco) 1.25 g
Sodium Chloride 2.5 g
pH 7.20に調整
試薬類は誤差±0.0015 g以内にしてあります。オートクレーブは121℃, 15分で滅菌した。
前培養では、試験管中に3 mlのLB液体培地を入れ、白金耳で火炎滅菌したものを少し冷ましてから、あらかじめシングルコロニーアイソレーションしておいた寒天培地からコロニーを白金耳でこすり、試験管に植菌しシリコ栓も火炎滅菌してから蓋を閉め、試験管立てに置いて37℃, 110 rpmで24時間培養しました。
本培養では、坂口フラスコにLB液体培地を200 ml入れたものに前培養液を2 ml植菌し、シリコ栓で蓋をして37℃, 110 rpmで培養しました。
吸光度測定では、JASCO-V650型を使用し、波長は660nmで測定しました。なお、吸光度が1を超えた場合は、10倍希釈をしてから測定しました。
以上が共通の条件で、測定スパンだけが1時間と2時間で違うということです。
アドバイスのほど、よろしくお願いいたします。
他に何か条件などが知りたいときは、確認のつど書かせていただきます。 |
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