見たいタンパク質が膜、核内、細胞質のどこに存在するかで用いることができるバッファーは異なります。Tris-HClだけでは、界面活性剤が入っていないので膜タンパク質はとれないでしょう。また、細胞質のタンパク質が目的だとしても、生理的な塩濃度にしたほうがよいと思います。
目的のタンパク質のWBを行っている論文を探して、バッファーを決めるのが一番確実です。
汎用的なものであれば、RIPAやNP40/TritonX100のバッファーがあります。
ホモジナイズの際はDTTは普通は必須ではないです。
界面活性剤が入っている場合のタンパク質定量は、許容濃度以下になるように希釈するよう注意が必要です。
サンプルバッファーは、Laemmli系が一般的ですが、Tris-HCl(pH6.8)をお忘れなく。
図書館でも本屋でもよいので、一度プロトコールに目を通す事をお勧めします。
もしくは、各社の電気泳動槽のマニュアルにも方法が書いてるので、参考になるでしょう。
ただ本をみるだけではイメージがわかないと思うので、近くの研究室で実際にみせてもらうのがよいと思います。 |
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