最近フローサイトメトリーをはじめたものです。ダブレット除去について疑問に思った点があったので質問させてください。
解析の早い段階(上流の段階)でFSCとSSCのダブレット除去をするように教わりました(やらない人がいるとも聞きましたが)。原理的にはパルス処理のHightとWidthで展開して、Widthが高くなっているものがダブレットやトリプレットなので除去するように、とのことでした。BDのトレーニングマニュアルの最初のほうでも例として同じことをやっていました。
そこで実際にサンプル(脂肪組織の免疫細胞)をFSC→SSCの順番で解析してみました。すると、FSCダブレット除去の段階で%/Parentが95%くらいでしたが、SSCダブレット除去では%/Parentが70%くらいでした。つまり、FSCの段階では5%除去され、その後SSCの段階では30%も除去されてしまいました。
ここでふと疑問に思ったのが、FSCだろうがSSCだろうが検出原理が違うとはいえ、ダブレット除去の際に見るのはWidthが高くなっている点、つまり細胞が2個以上に連続しているかどうか、だけのはずです。FSCの時点でそのような連続した細胞は除かれているはずなのに、SSCの段階でなぜさらに30%もダブレットが発生してしまうのでしょうか?FSCでは除けなくてSSCでは大量に除ける、というのはどのような状態なのでしょうか?
トレーニングマニュアルの例ではダブレット除去の時点では1%以下しか除去されていません。ただし、サンプルが脾臓のようですので脂肪組織特異的な現象かもしれません。
興味本位ですが、お教えいただけるとありがたいです。よろしくお願いします。 |
|