脂質と一括りにしてもそれぞれ物性はマルで違うわけで、答えられないでしょうね。
コレステロールや中性脂肪とリン脂質と脂肪酸では異なってきます。
>できれば分子として細胞に作用させたいです。
とは、どういう意味か?
脂質は、「生体分子のうち、水に溶けにくいもの」程度の概念ですから、単分子で溶解しているのであれば、それは限りなく脂質ではないということになります。
仮に、シクロデキストリンで囲ったとしても、リピッドミセルとして添加しても、あまり差は無いだろうなと思います。
脱脂した血清アルブミンに脂質を添加するのが、簡単かつ有効かもしれません。
>、そしてこの脂質DMSO溶液を10%にして細胞に投与
10%が添加したDMSOの終濃度であれば、あなたの期待している脂質濃度が濃過ぎる(きっと、そうだと思います)か、あなたの溶かそうとしている脂質がDMSOに殆ど溶けないのです。
溶媒としては、DMSO以外に、ethanolやmethanolも選択肢になるでしょう。アセトンや酢酸エチルは、dishを溶かしてしまいますから、あまりお勧めではありません。
私としては、DMSOなどの溶媒はfinalで1%以下であることが望ましいと思います。できれば、0.1%程度にしたいところです。
つまり、細胞に暴露したい濃度の100倍から1,000倍で溶かせる溶媒が欲しいなと言うところです。 |
|