いつも勉強させていただいております。
特定のリジン残基がアセチルされているタンパク質Aを
抗アセチル化リジン抗体で免疫沈降したく思っております。
WBにおいて、その抗体がタンパク質Aと反応することは確認して
いるのですが、免疫沈降はうまくいきません(WBでアセチル化リジン抗体
免疫沈降産物からタンパク質Aが検出されません)。
免疫沈降ではRIPA buffer(1% NP-40, 0.5% Sodium deoxycholate, 0.1% SDS含有)を用いており、
私としては、これではタンパク質Aの高次構造 を壊してエピトープを
露出させるのに十分ではないのではないかと推測している次第です。
しかし強い変性剤を用いれば、抗体抗原反応自体にも影響を与えるため、
困っております。Urea bufferを用いた免疫沈降で、免沈に用いた抗体を検出したところ、はっきりとした重鎖と軽鎖のバンドが確認されず、スメアになってしまいました。
タンパク質Aに関しては、アセチル化が確認されているのでよいのですが、
アセチル化修飾未知の候補タンパク質について、同様の方法でその有無を調べたいと思っており、「抗アセチル化リジン抗体免疫沈降→候補タンパク質抗体WB」の実験系を確立したい所存です。
どなたか、同じような経験をお持ちの方がいらっしゃいましたら、
このような場合の免疫沈降法をご教授いただきたけたらと思います。
長文失礼いたしました、よろしくお願いいたします。 |
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