ヒト腫瘍細胞に遺伝子導入して、ヌードマウス皮下で腫瘍を形成させる実験計画をしております。
in vitroで細胞に遺伝子導入するだけでは、培養皿を離れたら細胞は死滅するので、細胞は組換え「生物」には該当しないと説明を受けました(拡散の懸念がない)。
この理屈で行くと、ヌードマウス皮下に組換え細胞を移植しても、腫瘍細胞が生殖系列に潜り込んで子孫を残す訳ではないので、同じように組換え「生物」ではないと思われます(マウスが逃走しても組換え細胞が環境に永続的にまき散らされることはない)。
そのように記述して組換え実験を申請したところ担当者から、「これは組換え体の接種実験に該当するから、飼育その他も該当区画で行うように」との指導を受けました。
使用するマウスは自然変異のnu/nuで、これは組換え生物ではありません。納得に行く説明をご存知の方がいらしたら教えて頂けますでしょうか? |
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