Nat. ProtocのジギトニンはFlukaの>50% purityとありますが、私はSigmaのD5628を使っています。(Sigmaでは、~50% TLCと書いてあります)
これを6年間 コンスタントに使っています。水に100 mg/mL (10%) で溶解させる事ができます。
数週間程度なら4度保存で問題ないですが、多めに調製した場合、PCRチューブに分注して-20度に凍結させて、1回使い切りにしています。1回の凍結融解の限りにおいては、不溶性のものを見た事がありません。
興味本位で、purityの高いSigmaのD141というdigitoninを試しに使った事がありますが、Clear Native PAGEをしたところ呼吸鎖複合体が壊れやすかったため 50% purityのものに落ち着いております。
Wakoの生化学用というのも使おうとした事がありますが、水に溶けにくかったと記憶しております。
Invitrogen社のBlue Native PAGE kitに添付されている digitoninは、元々溶液で、4度保存するように書かれています。4度でどれくらい持つのかは,私にはわかりません。 |
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