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15残基のリガンドに結合する受容体の検索・探索法 トピック削除
No.2819-TOPIC - 2014/02/13 (木) 17:02:34 - ばいお
いつも勉強させて頂いております。
表題の通り、既知の生体リガンドに結合する受容体を探したいと考えております。
なお、受容体は未知です。
リガンドと抗リガンド血清はあります。
タンパク相互作用などのデーターベースも探しましたが、どう扱ってよいのかもちんぷんかんぷんです。
それとも、検索せずにIP実験を行う方が早いでしょうか。
しかし、15残基という短さからSDS-PAGEを行うことが困難な状況です。
どうぞご教授下さい。
 
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17件 ( 1 〜 17 )  前 | 次  1/ 1. /1


訂正 削除/引用
No.2819-17 - 2014/02/17 (月) 22:15:07 - 名無し
16です。痛い間違いをしてしまいました。
誤:500KDa  正:500Da

(無題) 削除/引用
No.2819-16 - 2014/02/17 (月) 22:12:42 - 名無し
いや、トリストリシンSDSゲルでも、1~2KDaのペプチドの分離はさすがに神領域だわ。『俺は昔500KDaのペプチドのバンドを検出したことある(注:あくまでも本人談)』って言ってたセンセ知ってるけど。

(無題) 削除/引用
No.2819-15 - 2014/02/17 (月) 18:00:40 - おお
あ、そうそう、あと膜蛋白を核で発現させようとしてもあぐってしまうかもしれませんね。

(無題) 削除/引用
No.2819-14 - 2014/02/17 (月) 16:28:56 - おお
もし探しているものが細胞膜にある受容体なら糖鎖やS-S結合といったものに気をつけないといけませんね。あと受容体にはヘテロdimmerとか違うタンパクの複合体だったりすることがありますから。Y2Hでは全くできないという訳ではないですが。

(無題) 削除/引用
No.2819-13 - 2014/02/17 (月) 12:46:53 - AA
こういうとき、素人考えではY2Hとかスクリーニングに良さそうに思ってしまうのですがどうなんでしょう?

(無題) 削除/引用
No.2819-12 - 2014/02/15 (土) 22:07:03 - ばいお
なるほど。
TLRやNLRの研究ですね。HMGB1や,外来物ですがLPSとかもTLRに認識されますよね。文献を調べてみます。

トリシンSDS-PAGEというのは初めて聞きました。
グリシンを使用したものより低分子を分離できるのですね。
検討してみます。

膜タンパクの性質を利用するという点も大変勉強になります。

ありがとうございます。

(無題) 削除/引用
No.2819-11 - 2014/02/15 (土) 19:00:34 - おお
プルダウンにもちこむのは常套手段とおもいますが、膜蛋白であることをうまく利用すると夾雑物を避けれるという点でやりやすくなります。

細胞を壊さずに細胞表面にペプチドをアクセスさせ、蛋白に結合したものをクロスリンクでコバレントに結合させてプルダウンするとか、細胞を壊したあと、細胞膜を回収してからプルダウンやあふぃにティーにもちこむとか。

まあ今までの皆さんのsuggestionとオーバーラップするところもありますが。

(無題) 削除/引用
No.2819-10 - 2014/02/15 (土) 18:16:29 - oh
そのペプチドが全合成できるのであれば、フォトアフィニティーラベルを試すのもいいと思います。
あと、tricine-sdspageをうまく使えば1〜2kDaのペプチドでもSDSPAGEできるんじゃないですか?

(無題) 削除/引用
No.2819-9 - 2014/02/15 (土) 16:28:52 - 名無し
そっか、血球系、炎症関係か。なら、過去の論文でTLRとかNLRとリガンドの関係が同定された経緯とかの話を掘り起こせばいい方法あるんじゃね。TLRの中にはリガンドがペプチドとかのやつもあるでしょたしか。

(無題) 削除/引用
No.2819-8 - 2014/02/15 (土) 16:22:18 - ばいお
返事が遅れて大変申し訳ありません。
皆様、何もわからない私に懇切丁寧に御教授頂き誠にありがとうございます。

>>中年様
ありがとうございます。
血清抗体により、標的細胞は血球系細胞らしいということはわかっています。
リガンドの生理作用は抗炎症です。
ご指摘のとおり、受容体が細胞膜上にあるかどうかは自分で勝手に考えていただけでした。

>>おお様
ありがとうございます。
ビオチンをつけたプルダウンも検討してみます。
また、これまでサイトカインの受容体を発見した研究者の論文も読んで勉強します。

>>TS様
ありがとうございます。
アフィニティカラムや樹脂を使用して釣り上げる方法や、ディファレンシャル解析ができるかどうか周りの研究室の設備も確認してみます。

>>サンショウウオ様
ありがとうございます。
既知の受容体であればFoldit standalone versionで結合性を調べることが出来るのですね。

>>名無し様
ありがとうございます。
受容体が不溶性である可能性については考えておりませんでした。よく考えるとそうですね。
培養実験で検討する方法も考えて下さりありがとうございます。
リガンドブロッティングと合わせて検討してみます。

>>mon様
ありがとうございます。
Sulfo-SBEDを結合させるという方法もあるのですね。
見た目には簡単そうに見えます。検討してみます。

Sulfo-SBED 削除/引用
No.2819-7 - 2014/02/15 (土) 09:59:49 - mon
リガンドにSulfo-SBEDを結合させても受容体への結合が阻害されなければ、未知の受容体でもビオチン標識可能です。
http://www.piercenet.com/product/sulfo-sbed-biotin-label-transfer-reagent
ビオチン標識されたタンパクが少数なら、ビオチンを目印にpull downして、MS/MS等で同定できるかも。
実際は、MS/MS等で同定されたタンパクの遺伝子(おそらくノンスペもあるので一種ではないと思う)を片っ端からクローニングして、発現アッセイが必要だな〜。

考えてみた。 削除/引用
No.2819-6 - 2014/02/14 (金) 22:55:43 - 名無し
プルダウンはすぐれた方法だけど、受容体って細胞膜あるものが多いので膜何回貫通とかいうのとかだと取り出すともしかして反応液中で不溶化しやすいんじゃねかもとかおもた。でいま、暇だったので下のような実験ちょっと考えてみた。(注:細胞内の受容体とかならば、すこし話は変わるから。)でもあくまで素人考えなので、もっといいアイデアがあればそっちに従った方がいい。

1)受容体持ってそうな培養細胞準備
、2)ペプチドおよびコントロール用のスクランブルペプチドをビオチン標識、3)それらを培地へポイ(当然だがペプチドとコントロール用のスクランブル配列のペプチドはそれぞれ別々のdishへポイする)、4)数時間インキュベート(37C or 4Cー受容体ごとインタナリゼーションしてそうなら4Cで長めがいいかも、その場合、HEPESbuffer系ならCO2インキュベタ内でなくてもpH変化避けられる)),5)培地除去し洗う、そのあと培地の代わりにPBSいれる。
6)膜非透過性架橋剤(下記12のとことの兼ね合いでこの場合、還元で結合が切れないタイプを選ぶ)をdishへポイ&インキュベート(5〜6のこの辺は試薬の説明書とか見て)、7)PBS除去&細胞洗い、8)界面活性剤入りライシスバッハーで細胞溶かす(受容体ーペプチド可溶化で来てるかどうかはチェックしたほうがいいかも。あと細胞総抽出液じゃなくて、あらかじめ膜画分を分離してそれを溶かしてもいいていうかそのほうがコンタミの蛋白質のバックグラウンド下がるので都合がいい)9)アビジン(ソフトリリースとかいう結合が弱いやつがいいかも、アビジン―ビオチンの結合力はハンパないから)ビーズとミクス&インキュベート、10 )適当に洗う、11) SDS buffer中で加熱して溶出(この辺も説明書見て)、で電気泳動&ウェスタン両方やる。でアビジンーHRPで検出、12) ペプチドとインキュベートした方でのみ見えるバンドがあれば受容体ーペプチド複合体がゲト出来てる可能性大。(ビオチン化って翻訳後修飾もあるし、カルボキシラーゼとかもビオチン持ってるしとかで細胞内にはビオチン化蛋白質ってわりとあるから、それらもアビジンと強く反応することがある。だから、コントロールでもバンドが複数見えるかもしれない。なんでペプチド側とコントロール側比べて前者にだけあるようなやつを選ぶ。)13) 電気泳動ゲルの対応する部分のバンドを切り出す(蛋白質量少なくてバンド見えなくてもとりあえず当該位置切り出す)14) LC-MS/MS解析する。15) 候補蛋白質同定、16)一応、他の方法でも検証 17) 終了


あとリガンドブロッティングとかで探すのも(もし使えそうなら非常に簡単なので)いいかもしれない。受容体―リガンドの探索には昔、しばしば使われてたって学生の時、先生が言ってた。

(無題) 削除/引用
No.2819-5 - 2014/02/14 (金) 17:16:36 - サンショウウオ
受容体のPDBファイルがあれば

Foldit standalone version 
http://c4c.uwc4c.com/express_license_technologies/foldit

上のソフトを使って、15残基のペプチド配列と受容体のPDBファイルをメモ帳使って結合して1つのPDBファイルにして、結合様式を調べるとかできたんだけど。。。

未知受容体は大変そうですね。。。。せめて候補が数個程度なら。。。

(無題) 削除/引用
No.2819-4 - 2014/02/13 (木) 17:52:20 - TS

いろいろな手法があると思うんですけど、受容体の探索はこうやればうまくいく、という絶対的な答えはなくて、いろいろな手法を試して、どれかが運良くうまくいった、ということが多いんじゃないですか。
(もちろん運次第という意味ではないですよ。技術があるほど同定率は上がると思います)

リガンドのWBは別にできなくてもいいと思うんだけど。

オーソドックスな手としては、リガンドを固定したアフィニティカラムや樹脂を使って、受容体を釣り上げるとか。
ディファレンシャル解析できるようなコンディションがあれば、それもありですし。

これまでにいろいろな受容体が同定されていますから、
そういう成功例の論文を読むのがよいと思います。
そのなかからうまくいきそうなものをやってみるとかで。

受容体の同定は年単位で時間がかかることも少なくないと思いますので頑張ってください。

(無題) 削除/引用
No.2819-3 - 2014/02/13 (木) 17:50:34 - おお
受容体が未知ならデーターベースで見つけることはちょっと難しいと思いますが、、、見つかったら未知じゃないってことだし。ただしペプチドを認識する受容体のホモロジーなどからキャンディデートを見つけることはできます。

ただくっつくかどうかを示さないといけないわけですが、その血清でIPはちょっと難しいかもしれません、エピトープと受容体が認識する部分がかなり重なっているでしょうから。

ペプチドにビオチンなどをつけてプルダウンとか、そう言う手はとれるとおもいます。ペプチドにコバレントに周りのものと結合するような官能基をつけておいてならIPも可能かもしれません。


サイトカインのreceptorはfunctional cloning でとられたものが多くあります。日本人のpublicationが結構あります。そう言うのも方法論として考え得るということで。


ほかにももっといろいろなアプローチがありますが、生化学の講義になってしまいますので、、、

(無題) 削除/引用
No.2819-2 - 2014/02/13 (木) 17:17:59 - 中年
標的細胞や標的組織は分かっているのでしょうか?

リガンドの生理作用は分かっているのでしょうか?

受容体は膜タンパク質を想定して良い理由がありますか?

15残基のリガンドに結合する受容体の検索・探索法 削除/引用
No.2819-1 - 2014/02/13 (木) 17:02:34 - ばいお
いつも勉強させて頂いております。
表題の通り、既知の生体リガンドに結合する受容体を探したいと考えております。
なお、受容体は未知です。
リガンドと抗リガンド血清はあります。
タンパク相互作用などのデーターベースも探しましたが、どう扱ってよいのかもちんぷんかんぷんです。
それとも、検索せずにIP実験を行う方が早いでしょうか。
しかし、15残基という短さからSDS-PAGEを行うことが困難な状況です。
どうぞご教授下さい。

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