はじめまして。
ラットの反転腸管を用いた糖吸収実験に関しまして、皆様のお知恵をお借りしたく、書き込みをさせていただきます。
これまでに、Wistarラット(雄、5,7週齢)の反転腸管を作製し、小腸のグルコース吸収効率を推察する実験を数多く行って参りましたが、すべての個体、すべての小腸部位について、インキュベート後の反転腸管内液(漿膜側)中グルコース濃度が低下します。
バッファーには5mMグルコース含有Krebs-Henseleit(pH7.4)を使用し、これを反転腸管作製時と、インキュベート(37℃、1時間)時の反転腸管内液および外液に用いております。
実験手技は生理学テキストおよび論文中で採用されている一般的な方法で行っております。
それらの手技を遂行する上でのミスがないとすると、反転腸管内液のグルコース濃度が低下する原因としては、ラットの筋層が厚いために反転腸管外液のグルコースが漿膜側まで移行しないこと、またはインキュベート時に漿膜側のグルコース消費が比較的激しいことが考えられました。
しかしながら、同週齢のWistarラットを使用した糖吸収実験が多く報告されており、一定の成果を挙げておられるものが見受けられます。
皆様は、ラット反転腸管内液のグルコース濃度低下、糖吸収実験の失敗する原因について、どのようなお考えをお持ちでしょうか。
また、何か改善点もしくは成功に結び付くヒントのようなものをご教授していただけますと、大変幸いに感じます。
何卒、宜しくお願い申し上げます。 |
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