皆様、ご意見ありがとうございます。
事態は無事解決し、C2C12細胞が再び正常に飽和、分化するようになりました。
結論から申しますと、原因は冬場の寒さした。
12月中〜下旬は研究室のメンバーも多忙で、インキュベータの扉を頻繁に開閉しておりました。
その結果、部屋の冷気が入り、インキュベータ内の温度が設定より低い状態が続いていたようです(もちろん湿度、CO2濃度も低下しがちです)。
年末年始の人気の少ない時期を狙い、かつ部屋の暖房を24時間ONにして細胞培養を行ったところ、細胞は正常に増殖と分化しました。
なお、HEPESによるpH調節や、2倍のFCSを添加した細胞でも大差はありませんでした。
大変お騒がせしました。
重ねてお礼申し上げます。
追伸
私どものC2C12細胞は、飽和に近づくと1日で血清を食いつくし、老廃物で培養液のpHを下げます。
普段と同じ様子であったため、コンタミの可能性は低いと判断いたしました。
また、使用しているインキュベータですが、CO2の供給が遅いです。
私以外の培養ディッシュも、フェノールレッドが赤い状態が続いていますので、インキュベータの設定変更や点検をしておこうと思います。 |
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