私もprimer3を知ってからは自分で1から考えることはなくなりましたが、それまでは下の条件でプライマーを作っていました。
・18〜23merぐらい
・GC含量 40〜60%
・Tm値 55〜70℃(できるだけ60〜65℃を狙う)
・2つのprimerのTm値の差は10℃以内にする(できれば5℃以内)
・増幅産物の長さは80〜200bps程度
・3'末端5塩基中のG/Cの数は2個か3個
・3'末端のTはできるだけ避ける
・2つのプライマーの3'末端の2,3塩基が相補的でないことを確認
・可能であればエキソンジャクンクションを挟むように設計する
(これにこだわる方も多いと思いますが、私はあまりできていません。
設計箇所が限定されすぎて、その他の条件を満たすのが苦しくなるので…)
あとは、Blastで対象種(マウス/ヒトなど)を絞って特異性を検索し、3'末端が一致する配列が他に見つからなければOKとします。
この条件を満たしていればまず間違いなく増幅すると思いますが、dissociationカーブを見たときに2山(大きい山と小さい山)あれば作り直します。
成否の確率は目視でやってもprimer3やprimer blastでやっても変わりはなく、目視の方が単に時間がかかるだけという印象です。 |
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