TS様
クマシーブリリアントブルーは色素が試薬棚に見つからなかったのでできなかったのですが、
ポンソーはなぜかあったのでゲルとメンブレンを染めて見ました。
(組成は、10x stock=2%ポンソーS/30%トリクロロ酢酸/30%スルホサリチル酸/ddH2O、としました)
ゲルには分子量の大きいもの(分離ゲル開始地点から1cmくらいまで)のものが、
赤いバンドのように染まり、転写されずに残っているように見えました。
一方でメンブレンにはマーカーの色のついたバンドがもともと見えており、
ポンソーで染めてみるとうっすらとバンドが見えました。
バンドの形はCBBの流れ具合から乱れているかと思いましたが、かなりまっすぐでした。
ただ、今回見たかったタンパク質とβアクチンとの大きさの都合から15%で
分離ゲルを用意し(アブカムのプロトコルに15-45kDa=15%とあったため)、
100V定電圧で流したのですが非常にゆっくり進み、
結局3時間位流したのですが、ポンソーで見えたバンドは
分離ゲル開始点から4cmくらいのところまでしか進んでいませんでした。
分離ゲルの大きさは大体高さ10cmです。
このくらいの泳動度と言うのは普通なのでしょうか?
変な流れ方していたBPBですが,一番前の先は一番下まで来ていました。
また、マーカーも3色のマーカーで、35、90、140kDaのところに赤や黄色の
バンドが出るはずなのに、それ以外の青のバンドしか見えません。
青以外の色というのは一般的に転写されにくい、などといいうこともあるのでしょうか? |
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