構造的なことを考慮すると、一般的には、deletion変異体のデータよりは、Ala置換変異体のデータの方が信頼性が高いと思うのですけど、LC-MS/MS解析のデータと矛盾するので悩ましいところですね…。^^;
みもふたもない解決法ですけど、、一番手っ取り早いのはAla置換変異体もLC-MS/MS解析して、どの部位に糖鎖が付加されているか調べてみることではないでしょうか?
変異体のAla-Ala-Val-Ala-Ala部位への付加が示唆されなければ、(Ser-Ser-Val-Ser-Serへの付加を示唆する)正常型(野生型)で得られている解析結果を支持することにもなりますので、試してみて損はないと思います。
あるいは、O結合型のグリコシル化はリン酸化で競合阻害できると思いますので、リン酸化で競合阻害されない場合は、セリン/スレオニン残基へのO結合ではなく、どこか別のアスパラギン残基へのN結合で結合してしまっているのかもしれません。 |
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