電気泳動ピペットと、PCR反応液を組み立てるのピペットは必ず別々にしなければなりません。
ピペットからの汚染というのは非常に多いのです。
フィルターチップは液の逆流によるピペットの破損を防ぐ効果はありますが、核酸を通過させない保証はありません。
これは私も同様の問題が生じたことがあり、メーカーに確認致しました。
ご自身の購入元のメーカーにご確認下さい。
ピペットも含め、すべての試薬を新しくすることをお勧めします。
中途半端な交換ではまた再発します。
ついでにいうと、「オートクレーブ」を過信される方がいますが、オートクレーブは微生物学的には無菌になりますが、物理的には「蒸気で汚染」させます。
分子生物学グレードのチューブを購入した場合は、滅菌の必要はありません。
手袋には賛否両論があります。
適切なサイズを選択しないと手先の感覚が鈍り、他のチューブに触れて、ネガコンタミさせてしまう可能性があります。
今回はマウスがサンプルですので、自身のゲノムをコンタミさせてしまっても原理的には問題になりません。手先が鈍るなら着用しないという選択肢もあります。 |
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