これまでは血清からtotal IgGとして精製しておりましたが、抗原タンパク質を担体に固定化することで目的IgGのみを精製する方法については、大変恥ずかしながら初見でした。とは言うものの、以前ビーズへの架橋試薬を試そうとしたことがあるので、よく考えれば分かることなのですが…。その当時ボスには架橋試薬の使用を猛反対されたのですが、皆様揃って「極めて一般的な方法」とコメント頂きましたので、改めて抗原タンパクを用いてのアフィニティー精製を行いたいと思います。細かな情報までいろいろとありがとうございました。
少しだけ補足ですが、
> 6xHisに変えてHSPの抗体ができなるなるという理屈は成り立たないですよね。。。
HSP抗体コンタミの原因となる精製タンパク中への大腸菌HSPの混入は、pGEXベクターを使ったGSTによる精製で起こります。これはGEのマニュアルにも書いてありますし、一方でpETを使ったHis精製ではこれまでHSPの混入が起きたことはありません。そうゆう訳で、Hisに替えようとこの質問を立てました。
> HISは想像でいいますとあまり抗原せいがつよくないんだとおもいます。6xHISは実際にあまりいい抗体は知る限りではみあたりません。
確かにNiでのpull downには優れていますが、ヒトタンパクにHisをつけての293からのIPが全くもって動かなかった経験があります。
抗体精製はこれまで二種類のファミリータンパクにいて行ったことがあるのですが、まだまだ勉強不足と実感致しました。改めましてコメントを下さった皆様の御助言に感謝申し上げます。 |
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