>[Re:11] kkoommuuさんは書きました :
> みなさん、ありがとうございます。
> 1、スクレーパーする前に試薬をかけて細胞膜が溶けるのを見て確認する
> 2、できるだけon iceにすることで1.8mg/ml回収できました!
蛋白が取れたんであればよかったですね。ただ、UVではかったのでしょうか。測っていたならその妥当性をどの様にお考えですか。それではかれるならそうしようという人もいるでしょうし。
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> 実はサイトにのっていたのですが、先に5%トリクロロ酢酸(研究室にこれしかなかったので、、サイトでは10%でした)を浸して氷上に30分インキュベートしたうえで、PBSで洗ってこのm-perをかけてみる、ということを試してみたのですが、m-perかけても全く細胞膜が溶けませんでした。蛋白も回収できなかったのですが、、、なんでなのか全くわかりません。御教授いただければ幸いです。
それにはあまりはっきりした理由はありません。たとえばおなじような感じでアセトンをつかってタンパク質を凝縮、沈殿させる方法は植物から酵素を抽出したりするのによくつかわれますし、筋肉ではアクチンやみおしんなどの抽出によくつかわれています。そう言うものは次のステップのバッファー(たいてい緩衝剤と塩がはいっただけ)によるリカバリーはいいです(もちろんここのタンパク質に注目すると全然取れない蛋白もあります)。
おなじようにアセトンを培養細胞でつかうとトータルのリカバリーとしては、おなじようなバッファーをつかうとあなたのやっているような感じだと思います。TCAも血清とかだとリカバリーはいいかもしれません。
TCAやacetonをつかって解けにくくなる場合やはりそれなりの工夫がいると思います。蛋白の溶解をうながすものがひつようです。界面活性剤や高い塩濃度、カオトロピックな作用を持つものなどを使うのがたいていだとおもいます。
もうひとつ。TCAをつかうとかなりのタンパク質が変性してしまいます。あなたの実験に使えるかどうかどの様に判断したのでしょうか。目的に合わせて蛋白を抽出しないと、実験になりませんから。 |
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