>遷移状態の構造とは、AとEが結合した複合体の構造のことです。
基質や基質アナアログが共結晶される構造や、docking-simulateした構造は、遷移状態の構造とは異なるのではないでしょうか?
反応の仕組みがきっとよく解っているセリンプロテアーゼなどで、基質を結合するが反応しないような変異を活性中心のアミノ酸に導入すると、変異体はプロテアーゼではなくペプチド結合タンパク質になるわけですよね。そのとき、活性化エネルギーは大きくなるはずですね。
計算結果が予想通り変わり、変異体の活性化エネルギーが1,000,000倍になると言う結果が得られるのであれば、結構なことですが、難しそうに思います。
>その速度の違いを、それぞれからなる遷移状態のエネルギーの違いから、議論したかったです。
それは、遷移状態のエネルギーとは別に、できそうな気がします。E1、E2、E3の立体構造が解っているとして、活性中心近傍を比較して何か分るかも知れません。その違いが、遷移状態のエネルギーに反映しているかもしれませんし、Kmの違いに落ち着くかもしれません。 |
|