皆様coIPの話を出してしまったので、わかりにくかったようで申し訳ありません。
問題となっているのは蛋白Xを高発現させたlysateがどの抗体でもモノマーとダイマーの位置にバンドが検出されてしまう点です。FLAG抗体を用いて、Xと結合すると予想されたY(50kDa)とのcoIP実験を行い、Y抗体で検出したところX高発現レーンのみで50kDaのバンドが出たため、結合が陽性かと思ったのですが実際には高発現したXにY抗体がクロスリアクトしたのではないかと思っています。いくつか試したその他の抗体、抗GFP抗体などですら陽性のバンドが出てしまうので、抗体と結合しやすい性質があるのではないかと疑っています。高発現しすぎている可能性は否定はできないのですが、内在性の数倍程度なのでそこが問題ではないと思っています。FLAG抗体はマウス、Y抗体はラビットですが、念のためにIgG-HC/LCの可能性を否定する為にTrueblotでの検出なども試してみましたが、特に変化はありませんでした。 |
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