>しかし、次第に繁殖がしにくくなったので、WTと交配させてヘテロ接合マウスを作製しました。
>以前はホモ接合マウスが得られていたので、育児放棄による死亡と考えていました。
時間がかかりますので、あなたの環境で実現可能かどうかはわかりませんが、筋論で言うと、
mutant(ヘテロ接合体)をwtに何代かバッククロスする。あるいは、違う系統に何代かバッククロスしてcongenic化して用い、このときのwtはその系統にする。
もとはホモ接合で生存可能だったということから、別の遺伝子の変異単独による致死、あるいはKO遺伝子との相加的、相乗的効果による致死と考えられます。また、KO遺伝子がホモ接合になったときに顕在化するという可能性が高いので、その別の遺伝子というのはKO遺伝子と同じ染色体上にある可能性が高いです。バッククロスして遺伝的背景を洗ってやると、そういう因子をはずすことができると期待できます。 |
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