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N-アセチル-L-システィン トピック削除
No.2262-TOPIC - 2013/08/05 (月) 16:21:25 - 今日はひどい雨だ
酸化ストレスの阻害剤としてN-アセチル-L-システィンを使いたいと考えています。


N-アセチル-L-システィン水溶液は、PH未調整ではPH2~3の酸性のようで、
細胞培養している培地にNACを添加すると培地が黄色に変色しますが、
顕微鏡の観察下では、細胞が未処理区に比べ死滅するようなことは
ありませんでした。

必要であれば、PH7.5に調整するよう但し書きがありますが、
中性、アルカリ側ではシスティンが酸化されやすいと記載がありました。

初歩的なことで申し訳ありませんが、皆さん、
酸化ストレスの阻害剤としてN-アセチル-L-システィンを用いるとき、
NACをPH調整or未調整して用いられているかお聞きしたいです。
 
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7件 ( 1 〜 7 )  前 | 次  1/ 1. /1


ありがとうございました 削除/引用
No.2262-7 - 2013/08/27 (火) 10:32:06 - 今日はひどい雨だ
おおさん ~さん

御回答ありがとうございました。
文献に記載されているとおりPH調整し、NAC処理しました。

(無題) 削除/引用
No.2262-6 - 2013/08/07 (水) 01:53:08 - おお
そんなに実験それぞれで、慎重になる必要はないかと思うのですが、、、まあたしかにケースばいケースかもしれませんが。

まあ手元に既に水に解けたものたあるとしたばあい、ラフには最終濃度が5mMなら100mMの溶液をNaOH 95mMの溶液ちゅうでよういすれば、ほぼ中和された状態です。100mMNaOHでもいいですが、少しでも多くなると急にpHはあがるので。
NaOHが気持ち悪いなら、TRIS pH未調整を 100mMにしてもいいでしょう。塩濃度が気になるなら135mMNaClでそれぞれのアルカリ溶液をつかえばいいかとおもいます。Tris 100mM で135mM NaClならTBSで希釈系列がつくれます。NaOHで塩をくわえたなら生食でもいいかもしれません。もう少し濃い状態で水でというのもあり得るほうほうです。

Trisはあまり培養では使われませんが、その点は予備実験してみてもいいのかもしれません。というか最初の実験で trisフリート比べておけばいいかと。

(無題) 削除/引用
No.2262-5 - 2013/08/06 (火) 18:08:36 - ~
>参考にしたJIの論文には
Pubmedでも、google scholarでも、
N-acetyl-L-cysteine antioxidant
をキーワードに検索すると1万件以上の文献がヒットします。
参考にした文献を選んだ理由があるのではないでしょうか?
そうであれば、その論文の条件に従わなければ期待する結果が得られないかもしれません。


"NAC solution" "cell culture" antioxidant
をキーワードにgoogle scholarで検索して最初に出てきた文献が
ttp://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC413423/pdf/emboj00077-0272.pdf
でした。細かい操作は書かれていませんが、かなり丁寧に調製していると思います。
ttp://www.nature.com/onc/journal/v23/n22/pdf/1207555a.pdf
こちらはもう少しラフに調整しているようです。

他の文献ではHEPESやMESに溶かしているものもありましたし、
freshなものを使ったと記述しているものも見かけました。
(何に使ったのかは読んでませんので、in vitroの実験用かもしれませんが)

NAC自体の酸化還元状態が重要な実験であれば、もう少しきちんと文献調査をするなり実際に測定する必要があるのかもしれません。
ただ、酸化ストレスの阻害剤ということは、酸化ストレスをかけたうえで±NACで評価するのですよね。
酸化ストレスが完全に0になることはないでしょうから、差分が取れれば十分な実験は多いと思いますが。

(無題) 削除/引用
No.2262-4 - 2013/08/06 (火) 16:13:54 - 今日はひどい雨だ
皆様
アドバイスありがとうございました。



> 別の目的で使っていますが、最終的な培地のpHはコントロールしています。
>
> 単なるNAC水溶液を培地に添加して実験している論文をもとに、その実験系をそのまま取り入れているのですよね?
> そうであれば、心配することはないと思いますが。
> 適当に検索して抗酸化剤としてNACを使用した論文で使用法が書かれているものを数報見てみましたが、どれも単なるNAC水溶液は使用していませんでした。
> pHについて記載している文献もありました。
> ただ、それらの条件とは違う条件の実験が目的なのでしょうから、関係ない話ですよね。
>
> もし、新規に実験系を立ち上げるのでしたら、系の妥当性は評価する必要があるでしょう。

~さん
参考にしたJIの論文には、NACに関する詳しい調製方法の記載はありません。
他、N-acetylcysteine Oxdativeでpubmedで検索したのですが同様です。
詳しい使用方法やNACの調製方法が記載されている論文教えていただけると幸いです。sigmaでは、溶媒として水しか記載なかったので、水で溶かしたのですが。





>[Re:2] おおさんは書きました :
> 黄色になるのは流石にまずくないですか?
>
> 濃度によってはなるだけ濃い溶液にしてストックをつくり、PBSなどで10xぐらいの濃度にしてバイチに添加するとかできないでしょうか。
>
> あとpHがコントロールの細胞のバイチと大きく違うと比較するうえで問題が出てくるかもしれません。

N-アセチル-L-システィンが100mg/ml(600mM)の濃度でしか
水に溶けないんですよね。
終濃度5mMの場合、PBSで約10倍希釈しかできず効果なしでした。
やっぱ、培地のPH調整必要ですね。

(無題) 削除/引用
No.2262-3 - 2013/08/06 (火) 11:05:15 - ~
別の目的で使っていますが、最終的な培地のpHはコントロールしています。

単なるNAC水溶液を培地に添加して実験している論文をもとに、その実験系をそのまま取り入れているのですよね?
そうであれば、心配することはないと思いますが。

適当に検索して抗酸化剤としてNACを使用した論文で使用法が書かれているものを数報見てみましたが、どれも単なるNAC水溶液は使用していませんでした。
pHについて記載している文献もありました。
ただ、それらの条件とは違う条件の実験が目的なのでしょうから、関係ない話ですよね。

もし、新規に実験系を立ち上げるのでしたら、系の妥当性は評価する必要があるでしょう。

(無題) 削除/引用
No.2262-2 - 2013/08/06 (火) 01:56:58 - おお
黄色になるのは流石にまずくないですか?

濃度によってはなるだけ濃い溶液にしてストックをつくり、PBSなどで10xぐらいの濃度にしてバイチに添加するとかできないでしょうか。

あとpHがコントロールの細胞のバイチと大きく違うと比較するうえで問題が出てくるかもしれません。

N-アセチル-L-システィン 削除/引用
No.2262-1 - 2013/08/05 (月) 16:21:25 - 今日はひどい雨だ
酸化ストレスの阻害剤としてN-アセチル-L-システィンを使いたいと考えています。


N-アセチル-L-システィン水溶液は、PH未調整ではPH2~3の酸性のようで、
細胞培養している培地にNACを添加すると培地が黄色に変色しますが、
顕微鏡の観察下では、細胞が未処理区に比べ死滅するようなことは
ありませんでした。

必要であれば、PH7.5に調整するよう但し書きがありますが、
中性、アルカリ側ではシスティンが酸化されやすいと記載がありました。

初歩的なことで申し訳ありませんが、皆さん、
酸化ストレスの阻害剤としてN-アセチル-L-システィンを用いるとき、
NACをPH調整or未調整して用いられているかお聞きしたいです。

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