もともとエオジン液のpH調整用に酢酸を入れますが、
H+が過剰になるとカルボキシル基フリーな状態となってイオン化できなくなる、
と、「新・染色法のすべて」という本に書いてありました。
私も、フロキシンは入れてませんでしたが、エオジンY液で沈殿ができてたことがあります。
その時は上記記述から「pHがはじめから酸性に寄り過ぎてるんだろう」と解釈して、酢酸を入れずに使っていました。
普通に染まっていましたので特にその後は気にしていませんでした。
あるいは、元々の水のpHが変化してたりするのかなー、と漠然と思っていましたがどうなんでしょうね。
ちなみに同じ本では、経時変化で染色性が落ちた液には氷酢酸を加える、とありました。
大気中のCO2と色素分子中のNaO基、COONa基が反応して炭酸塩となるのを元に戻すそうです。 |
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