emaさん、おおさん、コメントありがとうございます。
うまく伝わっていない部分があったようで、すみません。
クロマチンの断片化は酵素処理で行っております。
おおさんのコメントの通りです。
sonicatorが必要なのは断片化したクロマチンを可溶化するために
核膜の破砕を行うためです。
少なくとも使用しているCSTのキットでは。
実際に酵素処理をおこなって、クロマチンを断片化した後、
可溶性クロマチン分画を回収するために核膜を破砕する必要があります。
この過程において、sonicationが推奨されています(これはクロマチンの
断片化のためのものではないようです)。代替法として、dounce homogenizer
でのhomogenizeもプロトコールに提唱されているのですが、
どうも完全な溶解ができていないように見えるのです。実際にhomogenizerで
処理した後、鏡検すると、一部の核は、核膜が壊れずに丸い形で残っているのが確認できます。
この状態で一応、DNAの回収と、クロマチンの断片化を確認したところ、
DNA濃度は一応、100ug/ml程度(50ul)でとれ、
断片化クロマチンも電気泳動すると、150-900bpの範囲で収まっていることが確認できました。
ただ気になるのは、不完全な溶解で、一部のクロマチンは回収できていないのではないかという疑念があるので、どうしたものかと考えてます。
メーカーからはsonicationがbestということでしたので、
emaさんの言うとおり、他の研究室に貸してもらえないか相談しようと
思ってます。 |
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