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浮遊系と接着系の遺伝子導入効率の違い トピック削除
No.2238-TOPIC - 2013/07/29 (月) 11:27:30 - みか
いつも勉強させて頂いています。

エレクトロポレーションを使うと、浮遊系の細胞の方が接着系の細胞より遺伝子の導入効率が良いという印象をもっているのですが、これは、浮遊系の方が培地(+プラスミドDNA)との接触表面積が大きいからよりよく入りやすくなるという解釈でよろしいのでしょうか。
みなさんのご意見をお聞かせ下さい。
 
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No.2238-5 - 2013/08/02 (金) 10:50:21 - みか
みなさま、ご意見ありがとうございます。
確かに接触面積だけでは説明できないですよね。。。

今回比べているのは、同じ細胞の浮遊状態と接着状態ではなくて、全く別の細胞です。なので、細胞周期や、DNA分解活性、膜の通りやすさなど、全然違うので、導入効率も違うのは、考えてみれば当たり前のことなのかなと思いました。
ありがとうございました。まと、よろしくお願いします。

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No.2238-4 - 2013/07/30 (火) 09:54:37 - mon
質問とはずれますが、接着細胞でも、導入試薬/DNA複合体を添加した後、plateごと遠心すると導入効率が向上しますよ。この効果は、導入試薬/DNA複合体と細胞の接触頻度が上がるからと説明されています。
遺伝子導入効率は、導入試薬/DNA複合体と細胞の接触頻度、細胞内への取り込み、細胞質内へのDNAの放出、核への移行率などいろいろな要因が関与しますので、複雑です。
293細胞の遺伝子導入効率が高い理由の一つは、細胞内に取り込まれたDNAが分解されづらい(分解酵素活性が低い)そうです。
electroporationは、膜に開いた穴の大きさ、開口時間、回復の容易さ、流入量などの条件が影響します。
細胞周期も導入効率に影響します。核膜がバリアーになっているので、導入後M期を回った細胞が多い方が効率が高いです。
だから、なんやんねんという話ですが、「接触表面積」だけでは説明できない、ということです。
同じ細胞で比べているのかな?それなら、「浮遊系の細胞」という表現は間違いで、「浮遊状態の細胞と接着状態の細胞を比較すると」という表現にしないと。
浮遊系の細胞で遺伝子導入効率が良かったのは、浮遊培養に馴化した293F細胞でした(PEI-MAXで60%ほど)が、同じ293F細胞を接着状態にした方が良いですね(80-90%)。もっとも導入後の培地組成が異なるので同一条件ではないけど。

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No.2238-3 - 2013/07/29 (月) 18:30:03 - 独り言
reverse transfectionで調べるとなにか情報がでてくるんだなぁ
ちなみに普通のトランスフェクションはforward transfection(接着細胞の培地に試薬を入れる)。
Reverse transfectionは固相面に試薬を付けておいて、そこにケンダクした細胞と培地を加える方法。要は浮遊細胞にトランスフェクションする。ハイスループットなトランスフェクションのときによく使われる。

個人的には、トリプシンで剥がした細胞でリポフェクションしたことあり、質問者さんと同じ感想をもっています。dishから剥がれる分、DNA複合体と接着する確率が増えるので、トランスフェクション効率が増えるのだと思います。その分、死細胞も増えてしまった印象もあります。

(無題) 削除/引用
No.2238-2 - 2013/07/29 (月) 17:47:27 - mon
少なくとも自作のbufferを使うエレクトロポレーションでは全く違うと思いますよ。
接着系の細胞もtrypsin等で剥がして浮遊状態でエレクトロポレーションを行いませんか?
(接着状態でのエレクトロポレーションも経験はありますけど、細胞数が稼げないので使いません)
浮遊系の細胞はlipofection等の試薬による遺伝子導入効率がもともと低いので、エレクトロポレーションによる条件検討が進んでいるだけではないですか?
私の経験ではエレクトロポレーションは至適条件が狭い割に再現性が乏しいので、使用目的が限られる印象です。

浮遊系と接着系の遺伝子導入効率の違い 削除/引用
No.2238-1 - 2013/07/29 (月) 11:27:30 - みか
いつも勉強させて頂いています。

エレクトロポレーションを使うと、浮遊系の細胞の方が接着系の細胞より遺伝子の導入効率が良いという印象をもっているのですが、これは、浮遊系の方が培地(+プラスミドDNA)との接触表面積が大きいからよりよく入りやすくなるという解釈でよろしいのでしょうか。
みなさんのご意見をお聞かせ下さい。

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